沖縄県の西に位置する慶良間諸島。
その透明度は世界的にも有名で、美しい青色の海は「ケラマブルー」と呼ばれダイバーに愛されている。
そんな慶良間諸島にある阿嘉島。
人口200人ほどの小さな島には天然記念物のケラマジカが生息しており、日常の風景の一部になっている。
今回潜るのは、そんな阿嘉島No.1の癒やしポイント「ナベヤギリ」。
「ナベヤギリ」は島の東側に位置する北浜ビーチの沖にあるポイントだ。
ダイビングポイントまでは港から約5分ほどで到着。
船上からでもその美しさが感じられる。
潜る前のワクワクを抑えながらゆっくりと潜降していく。
ゆっくりと顔を上げると、目の前に広がるのは美しき「青」と「白」の世界。
普段の生活では見ることができない。
まさに「天国」のような光景が広がっていた。
平均水深は−6mほどの、とても浅いナベヤギリ。
その浅さのおかげでおかげで白い砂地に日光が届きこの光景を作り上げている。
広大な砂地に小さな根が点在する。
その根の一つ一つが個性を持っているのも魅力の一つ。
勢いよくデバスズメダイが行ったり来たりしている根。
上から見るとハート型の根。
ハナダイのオレンジがケラブルーの海に映える。
その中でも圧巻だったのはメインの根。
数え切れないほどのデバスズメダイが根の周りを行ったり来たりする様子は、まるで青い流星のよう。
これでもデバスズメダイの数は少ない方で6月ごろが最盛期だそう。
次は全盛期のナベヤギリに潜ってみたい。
そう思わせてくれる最高の時間でした。
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